「みるめ」とは、歌のことばで海藻のこと。「海松布」あるいは「水松布」と書きます。
このことばは「見る目」を連想させるものでもあり、古今集の時代には、掛けことばとして恋歌の重要な素材になりました。
また海松色(みるいろ)は、平安時代からの色名で黒味を帯びた萌葱色、品格のある古色です。
わたしたちは古来のものを慈しみつつ、現代に生きる者としてのしなやかな感性や新鮮なまなざしを大切にしたいと考えています。
白い壁、高い天井、コンクリートの床は余分なものはなく、展示するアート作品の個性や魅力を充分に生かせる空間です。
主に、絵画や彫刻などの現代作家の企画展を行っています。
1月16日から営業いたします。
1月16日(木)-2月1日(土)
月夜の階段 中村眞弥子(絵画)×森 利恵子(短歌)